不動産投資市場の2020年の動向

不動産経済研究所の調査(※)によると、2020年1月~11月までの首都圏の新築マンションの価格は5,800万円台~6,500万円のレンジで推移しており、11月時点で5,922万円(前年同月比+8.3%)と高水準を維持しています。

ただ、気になるのが契約率と戸数です。新築マンションの契約率は70%を上回れば好調と言われますが、2020年11月は契約率58.1%と低迷してきています。また、首都圏の新築マンションの新規発売戸数は前年同月比15.3%減と減少していることも気がかりです。

背景として、新型コロナウイルス感染拡大により、リモートワークへの移行が進み、都心部やマンションに住むメリットや魅力が低下していることが挙げられるでしょう。マンションの需要が減少する一方で、自宅でワークスペースなどを確保しやすい郊外の戸建ては物色が進んでいます。

※出典:不動産経済研究所「≪首都圏のマンション市場動向≫-2020年11月度-

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